NISA恒久化!?
先日のニュースで税制改正要望が提出され『NISA恒久化』の内容が報道されました。
NISAは英国のISAを基に作られた制度ですが、一般投資家にとっては非課税となる嬉しい制度だと思います。
現在のNISAは『一般NISA』と『つみたてNISA』のどちらか選択制。
その『一般NISA』は2023年までで、2024年からは新NISAに変更予定でした。
ですが、今回はここにきてNISA拡充の案が提出されました。
私なりの解釈を紹介をしていきたいと思います。
NISA拡充案
一般NISAとつみたてNISAの併用可
・現在は一般NISAとつみたてNISAはどちらか選択
・拡充案一般NISAとつみたてNISAの併用可
投資額の増額
・現在は一般NISA120万円/年、つみたてNISA40万円/年
・拡充案一般NISA240万円/年、つみたてNISA60万円/年
先程の一般NISAとつみたてNISAの併用可も重なると大きな改正となります。
投資可能期間の恒久化
・現在は一般NISA2028年まで、つみたてNISA2042年まで
・拡充案どちらとも恒久化
こちらはつみたてNISAで威力が発揮されます。
例えば、2023年からつみたてNISAを始めた場合と2024年からつみたてNISAを始めた場合で比較すると、現在の2042年までですと2023年から始めるた場合20年間分、2024年から始めた場合19年間分と非課税の措置に差がでてきます。
非課税期間の恒久化
・現在は一般NISA5年間、つみたてNISA20年間
・拡充案どちらとも恒久化
現在は非課税期間を終えると課税になりますが、これがずっと非課税は大きいです。
先ほどとの投資可能期間の恒久化とのセットがなければ、一般NISAのみ威力発揮ですが。
コメント
これらNISA恒久化はまだ決定ではありません。
しかしながら今年12月の税制改正大綱が待ち遠しい内容ではあります。
そして、全てが拡充とはいかないかなとは思いますが、いくらかの拡充は期待したいです。
岸田総理も「資産所得倍増計画」「貯金から投資へ」と言ってましたし、期待したいと思います。